20〜21秋冬のパリ・ロンドンコレクションから見るトレンド
20〜21秋冬のパリ・ロンドンコレクションから見ることのできるトレンドをご紹介していきたいと思います。
今回のコレクションでトレンドとなるシルエットは「テーラーリング」そして「ビッグショルダー」と「オーバーサイズ」「レザー」です。
ここ数年、勢いのあったストリートスタイルはやや落ち着きを見せ、今後、最先端のトレンドとなっていく様子なのが「テーラーリング」です。
テーラーリングとは
縫製業。かたい紳士服の仕立ての事を意味することが多く、紳士物の注文服を仕立てること(寸法取り、デザイニング、チャコ引き、型紙起こしなど)に使用される。 テーラーリングの技術は服つくりの本質的な部分と言われるほどで、「シルエットの美しさ」を左右する技術でもある。 近年、メンズウェアだけではなく、レディースウェア(ドレスメーキング)の分野でもテーラリングの技術が用いられ、テーラード・スーツ、テーラード・スカートなどかっちりとした仕立てで、シンプルなライン、ディテールの服が広く普及している。
20〜21秋冬のパリコレトレンド
そのテーラリングが勢いを増す中、シルエットは全体的にゆったりしており、肩パッドやドロップショルダーなどショルダートレンドもイン。
また、柄にもテーラリングの影響もあり、グレンチェックなどチェック系も◎
出典:ELLE
この春からのトレンドである「ビビッドカラー」も継続しているようです。
アウターなどコーデのアクセントにビビッドなカラーもトレンド入り。
出典:ELLE
レザー系もトレンド入りしています。
ただ、最近の時流であるアニマルウェルフェアに配慮したビーガンレザーも多いです。
コート、トップスなど服はもちろん、帽子やアクセサリーにまで幅広くレザー系が使われています。
レザートレンドからの派生で「パイソン柄」もトレンドになってきているようです。
カラーもビビッドトレンドを背景に鮮やかなものがよく見受けられます。
シューズは継続で「足袋シューズ」「チャンキー」が主流です。
日本でもテレビなどでモデルemmaさんが私服で履いていることでも話題になりました!
今年のパリ・ロンドンコレクションでは、コロナや天候不良の影響も大きかったようで、例年に比べ盛り上がりに欠けていたそうです。
しかし、ファッションのトレンドは前年のトレンドを踏襲しながらも、新たなエッセンスが入ってきているようですね。
また、近年急速に広まっている「ビーガンレザー」「サステイナブル」は今後もコレクションに大きな影響を与えることは間違いないようです。
動物や自然に配慮した製品がコレクションでも注目されています。